歯周病は糖尿病の合併症

皆さんこんにちは、歯科衛生士竹内です。

今回は歯周病と糖尿病についてお話しさせていただきます。

厚生労働省の平成24年国民健康・栄養調査によると、成人の5～6人に一人は糖尿病あるいは糖尿病の可能性を否定できない状態であることが報告されています。口腔領域においても、歯周病が糖尿病患者に高頻度にみられることから合併症と認識され、糖尿病と歯周病の関連について多くの研究が実施されてきました。日本歯周病学会の糖尿病患者に対する歯周治療ガイドライン改訂版よると、複数の研究結果により血糖コントロールの改善効果が支持されていることから「糖尿病患者に対しては歯周治療が勧められる」と掲載されています。

歯周治療は、歯科医院での治療だけでは限界があります。普段の患者さん自身のお口のお手入れと、歯科医院での定期的なプロによるクリーニングの両方が、全身の健康を守っていくことにつながります。