人類の歴史の中では、これまで入れ歯はどのように進化してきたのでしょう。
エジプトの遺跡から歯と歯を針金で結び付けたものや、天然歯と人工歯を金の針金で結びつけた入れ歯と思われるものが、発掘されているそうですが、これらが生存中に入れ歯として使用されていたのか、死後に装飾品として作られたものなのか、詳しいことはわかっていないそうです。
古代ギリシャやローマには、現代の部分入れ歯と思われるものの技術の紹介が残っていて実際に使われていたようです。
総義歯になると、ヨーロッパより古い時代のものが日本に残っています。
つげの木で作られた木製で、形状は今の入れ歯にかなり近く口の中の粘膜に吸収させて使うという方法も今と共通しています。
食事も付けたままできたようで、優れたものだったようです。
木製入れ歯は仏像を彫る仏師が、技術を応用して始めたとされています。
入れ歯作りだけだなく、抜歯など歯の治療を行う者もいたそうです。
いつの時代にも、歯を失ってしまっても以前の機能や美しさを取り戻したいという欲求はあったようです。
入れ歯を作る技術も材料も進化してきましたが、やっぱり自分の歯が一番ですね。
定期検査を受けて歯を大切にしてくださいね。
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