麻酔が効きにくいのはこんな時

皆さんこんにちは。蝉の声も大きくなり暑くなりましたね。

今回、初めて来院される患者さんとお話しをしていて、治療を途中でやめてしまった理由に麻酔をしているのに治療で痛い思いをしたからと言われる方が少なくないことが分かったので、麻酔が効きにくいのはどんな時なのかを書いてみます。

①強い炎症をおこしている時

歯が我慢できないくらい痛みがひどい時というのは、炎症が強い状態です。

②根の周囲に膿がたまっている場合

虫歯を長い間放ったからしにしたり、神経のない歯の根の先端に病巣ができたりした状態

③周囲の骨が硬い場合

長期間放置されていた虫歯の歯など、骨の中にバイ菌が侵入してこないように骨の防御機転により骨自体が硬くなる場合があります。

④下の奥歯

下の顎の骨は厚みがあり密度も高く、特に奥歯の周囲の骨はガッチリしているので麻酔が効きにくいことがあります。

 

歯の神経や歯肉に強い炎症があればそれだけ麻酔は効きにくくなります。

虫歯を早めに治療していれば麻酔が効きにくくなる状態になることはありませんし、麻酔なしで治療できることもあるわけです。

おかしいなと思ったら早めに受診していただき、定期的に検診を受けてきださいね。

 

 

 

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