ホワイトニングにはどんな種類があるのか？
その違いや特徴についても解説

広い意味の『ホワイトニング』は、歯の表面に沈着したステイン（お茶やコーヒーなどに含まれる色素や、タバコのニコチン・タールなど）を除去し、さまざまな原因で色が変わってしまった歯を白くする事を言います。

また、狭い意味での『ホワイトニング』とは、歯を削らずにブリーチング（漂白）して、白くすることを言います。これには、適応症と非適応症がありますので、症例によっては他の方法を考えなくてはなりません。

歯の色が変わってしまう原因は様々ありますが、ステインなどの外来色素が歯の表面に沈着した場合は、歯科医院でクリーニングをしてもらうと、本来の歯の色を取り戻すことができます。

歯の汚れを落とすのが「クリーニング」で、歯を漂白するのが「ブリーチング」ですので、より効果が高く、歯を白くすることができるのは「ブリーチング」になります。

このブリーチングは、劇物の過酸化水素や過酸化尿素と言った薬剤を使用するため、歯科医院でのみ取り扱うことが可能です。

今回は、ブリーチングで歯を白くする『ホームホワイトニング』『オフィスホワイトニング』『デュアルホワイトニング』の３つの種類や特徴についてご説明させて頂きます。

ホームホワイトニングとは、患者さまご自身の自宅で行うホワイトニングの方法になります。

歯科医院で歯型をとってマウスピースを作成し、マウスピースの中にホワイトニングの薬剤を入れて歯に装着し、徐々に時間をかけて歯を白くする方法です。

装着時間は、1日1～2時間ほどです。

ホームホワイトニングは、ゆっくりと時間をかけて歯を白くしていくので、効果を実感するまでに2週間程度かかりますが、白さを維持できる期間がオフィスホワイトニングに比べて長いことや、白さのレベルを調節しやすく、徐々に白くするため自然な白さになるのが特徴です。

オフィスホワイトニングは、高濃度の薬剤を使って、専用の機器を用いた本格的なケアを行いますので、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士が施術する方法になります。

1回のホワイトニングでその日のうちに歯を白く出来ますので、ホームホワイトニングと比べると、即効性が高く、白くなった実感を得やすい点が大きな違いです。

1回あたりの施術時間は30分～1時間ほどですので、短時間で簡単に白くすることができます。短期間で歯を白くしたい方にはおすすめの方法になります。

しかし、オフィスホワイトニングの効果の持続性はホームホワイトニングよりも劣ります。白さの後戻りが早いので、白さを維持させたい方は歯科医院で継続して施術すると良いでしょう。

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方を併用して行う方法になります。

歯科医院でオフィスホワイトニングの施術をし、短時間で歯を白くしたあと、ホームホワイトニングによるケアを行うことで、より白さを深めますので、2つの長所を生かした、即効性・持続性の効果が高い、理想的な方法になります。

すぐにでも歯を白くしたい方や、より白さを求めたい方にはおすすめの方法になりますが、デメリットとしては、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方を行うため、施術代が高額になってしまう点があります。

「ホワイトニング」とは、歯をより白くするための治療の総称ですが、クリーニング（歯の表面に付いた汚れを落とすこと）も、ブリーチング（歯の漂白）もすべて含めてホワイトニングです。

クリーニングもブリーチングも、歯を白く美しくする事に変わりはありませんが、クリーニングは機械的に歯の表面の歯石や汚れ・着色を除去し、本来の歯の白さを取り戻すのに対し、ブリーチングは、歯そのものの色合いを漂白し白くすることを指します。

ブリーチングで歯を白くする方法は、ホームホワイトニング・オフィスホワイトニング・デュアルホワイトニングの3種類ありますが、ご自分の目的に合わせて最適な方法を見つけ、美しく白い歯を手に入れてください。

クレモト歯科診療所では、効果を実感しやすいだけでなく、白さが長持ちするホワイトニングを提供しています。ホワイトニングに興味のある方、歯の黄ばみでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。