インビザラインは、マウスピースを装着することで歯を動かす効果を得る矯正方法のことです。
インビザラインには、目立たない・痛みや違和感が少ない・取り外し可能・通院回数が少ないといったメリットがたくさんあるのが特徴です。
しかし、1日のうち大半使用することになるマウスピースは、できるだけ清潔な状態のものを使いたいですよね。そこでこの記事では、インビザラインの正しいお手入れ方法や、管理する際の注意点などについてご紹介いたします。
まず、インビザラインの外し方についてご説明します。インビザラインは歯を動かす力をしっかりと加えるために歯にぴったり合うように作られているため、すぐに取り外すことができません。アタッチメントが付いてからさらに外しにくくなります。
しかし、外し方にはコツがあるので、正しい手順で行うことでスムーズに取り外すことができます。
まず、左右どちらかの奥歯の内側から、指先をマウスピースに引っかけて浮かせます。ゆっくりと少しずつ行うのがポイントです。爪を痛めないよう、慎重に指先を引っかけるようにしましょう。
爪を伸ばしている方は、専用の補助器具を使用するといいでしょう。片側を浮かせることができたら反対側も同じように浮かせて、そのまま前の方を外していきます。強い力を加えたり曲げたりひねったりしないよう、注意して行ってください。
インビザラインを外したら、その都度丁寧に洗浄するようにしましょう。唾液がついたまま放置してしまうと、石灰化してマウスピースが白くなったり、臭いの原因となったりしてしまうため、気を付けてください。洗い方は、基本的には手でこすりながら水洗いします。変形の原因となってしまうため、お湯の使用はお控えください。こすり洗いだけでは落としきれない汚れがある際には、柔らかめの歯ブラシを使用するといいでしょう。ただし、歯磨き粉はマウスピースの表面を傷つけてしまうおそれがあるので使用しないようにしましょう。
水洗いでも落ちない頑固な汚れや臭いを短時間で簡単に取り除いてくれるのが、マウスピース専用の洗浄剤です。詳しい使用方法は洗浄剤によって変わりますが、基本的にぬるま湯に洗浄剤を入れ、そこにマウスピースを浸し、水でよくすすぐだけなので、とても簡単に除去することが可能です。
最後にインビザラインの保管方法についてご説明いたします。インビザラインは変形しやすい素材で出来ているため、破損・紛失してしまった場合は再作成が必要となるケースもあります。大切なのは、インビザラインを外したら必ず専用のケースにしまうことと、使い終わったマウスピースと分けて保管することです。外出時は特に注意が必要です。そのため、外したら必ずケースに入れるという習慣を身につけるようにしましょう。患者様にマウスピースをお渡しするとき、インビザラインに付属している赤と青の2種類のケースを一緒にお渡しいたします。その2つのケースを使用済み用ケース・使用中用ケースといったようにうまく使い分けてください。もし破損・紛失した場合には、すみやかにご連絡ください。
インビザラインは長期間装着するものですので、食事する際には外さなければいけませんが、万が一はめたまま食事をしてしまいマウスピースに汚れが付着してしまった場合には専用の洗浄剤を使用してください。洗浄剤を入れたお水をコップに入れて浸けておくとある程度綺麗になるでしょう。2週間ほどで交換するため頻繁に行う必要はありませんが、気になる汚れがついた場合にぜひお試しください。
ここまでインビザラインの正しいお手入れ方法や、管理する際の注意点などについてご紹介しましたが、これらのことを守るだけで口内をより清潔な状態に保つことができます。歯並びが気になる方は取り扱いに気を付けつつ、インビザライン矯正治療を検討してみてはいかがでしょうか。当院でもこのようなインビザラインを使用したマウスピース矯正を行っております。
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