インプラント治療を行う前に知っておきたい!
メリット・デメリットについて

インプラント治療は、噛み合わせや見た目を回復する第三の治療法として注目され、入れ歯やブリッジと並ぶ治療法の一つとして確立されています。 

 

審美性を求める方が増えているということもあり、注目されているインプラント治療ですが、今回はそのメリットとデメリットをご紹介します。  

インプラント治療について

 

 

インプラントとは?

 インプラントとは、人の体の中に医療器材を埋め込むことの総称です。歯科でのインプラント治療が普及してきたことにより、「インプラント」=「歯科のメニュー」と認識されるようになりました。

インプラント治療は、歯が1本無くなった場合から、全部無くなってしまったという場合まで適用できる治療法です。入れ歯やブリッジとは違い、顎の骨に直接人工の歯を埋め込むため、失ってしまった歯だけではなく、歯根も取り戻すことができます。

 

また、入れ歯やブリッジは、残っている周りの健康な歯を削ったりしますが、インプラントは周りの歯を削ることなく治療する事ができます。

見た目も自然で、自分の歯で食べているような感覚で違和感も少なく、審美的にも機能的にも優れている治療法ですので「第二の永久歯」や「第三の歯」などとも呼ばれています。

インプラントの歴史

歯科におけるインプラントの歴史はとても古く、紀元3世紀ごろの上顎に鉄製のインプラントが埋め込まれた人骨が発見されたそうです。

また、紀元7世紀ごろの中南米では下顎に貝で作られたインプラントが埋まっている人骨も発見されているようです。

 しかし、現在における確実な治療法となったのは最近のことで、1950年代にチタンと骨が拒否反応を起こさず結合することが発見されたことにより、さまざまな改良を加えられて現在まで普及していきました。

インプラントとブリッジ・入れ歯の違い

ブリッジ

ブリッジは、無くなってしまった歯の両隣の歯を削り、その歯に連結させて人工の歯をかぶせて橋渡しのように装着する治療法です。

歯に固定されており動くことが無いため、自分の歯と同じような感覚で食事をすることができます。

しかし、ブリッジを被せるために周りの健康な歯を削るため、その歯にかかる負担が大きくなってしまいます。

入れ歯

入れ歯は、歯が無くなってしまった部分にプラスチックで出来た人工の歯を装着して歯を補います。

入れ歯には、「部分入れ歯」と「総入れ歯」の二種類があり、両方とも取り外し可能なものとなります。

「部分入れ歯」は、クラスプと呼ばれるバネがついており、このクラスプを残っている他の歯に引っかけて使用し安定させます。

しかし、クラスプのかかる歯には大きな負担がかかり、クラスプ周囲にも汚れが溜まりやすいため、むし歯にならないように丁寧なケアが必要になります。

インプラント治療のメリット

健康な歯を削る必要がない

インプラントは治療する部分の骨に直接埋め込みます。

1本1本独立しているため、他の健康な歯を削る必要がありません。

 

自分の歯と同じような感覚で噛める

インプラントは、もともとある自分の歯と同じくらい噛む力を回復することができます。

 

骨が痩せるのを防げる

インプラントは直接あごの骨に埋め込むので、咀嚼による刺激が骨まで伝わりますので、骨が痩せるのを防ぐことができます。

 

審美性が高い

インプラントの人工歯は、審美的に優れている素材を使用するため、美しい見た目に仕上がります。

インプラント治療のデメリット

保険適用外の診療となってしまう

インプラントは保険適用外の治療になります。そのため、費用が全額自己負担となりますので保険治療の入れ歯やブリッジに比べると高額になってしまいます。

 

手術を行う必要があり、治療期間が長い

インプラントは顎の骨に埋め込む手術が必要になります。埋め込まれたインプラントが、骨としっかり結合するまで時間がかかりますので、治療期間も長くなります。

 

持病(全身疾患の)ある人は注意しなくてはならない

全身疾患のある方はリスクがあります。どなたでも治療が受けられると言う訳ではないので、一度、相談してみるのがおすすめです。

まとめ

今回は、インプラントのメリット・デメリットについてご紹介しました。インプラントには費用が高額になるというようなデメリットがある反面、審美的にも機能的にも優れた治療法といえます。入れ歯やブリッジのように、他の歯を削ったり負担をかけたりすることも無いなど、メリットもたくさんある治療法です。

当院では確かな技術を持つ専門医がインプラント治療を行っております。

検診・歯石取り・歯のクリーニング・フッ素塗布などもご予約いただけます。3ヶ月先のご予約もお気軽にどうぞ。

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